マルタ旅行(ハネムーン)5,6日目
〇8月16日(5日目)
【主な行程】
~8:00 朝食
午前中 スーパー&ホテルステイ
12:45 ホテル出発(専用車で向かう)
15:30 マルタ発(EK110)
【スーパー・アルカディアとヒルトンマルタの屋外プール】
いよいよ帰宅の日になってしまいました。
朝食後、仕度をしてスーパー「アルカディア」に向かいます。
鮭缶やトマト缶、珍しいお菓子などを購入しました。途中トイレに行きたくなったのですが、場所が分からず困っていたところ、黒人の清掃員のかたに案内して助けてもらいました。「レストルーム」の発音が悪くなかなか伝わらなかったのですが「トイレット」で伝わりました。
一旦部屋に帰って来て荷物をつめると、水着に着替え、屋外プールへ向かいました。
今まで朝食のときに眺めていた美しい屋外プールは、朝9時、すでに人が遊んだりシートに寝転んでゆっくり過ごしたりしていました。引換券でタオルを二人分もらって、うきわコーナーからフォトジェニックな浮き輪を選び、席をとって、いざ写真&プールタイムです。
浅いところもあれば、足がつかないくらい深いところもありました。深い青色のタイルの模様が描かれていてブルーラグーンを模しているのかな、とも思いました。
ゆっくりとリゾート気分を堪能します…。
そんなとき、どこからかおじさんがやってきて、「そのうきわ、君達の?」と英語で聞いてきました。
「いえ、あそこの浮き輪置き場から持ってきたんです」
「あーじゃあそれ俺らのだわ。かえして~。あ、全然気にしないでね~」
そんなやりとりがあって、どういうことかと浮き輪置き場を確認に行くと、
「浮き輪を使いたい人は買ってきてね。ここにおいていいよ」
という掲示があったのです…!私たちときたら、この看板に気付かず勝手に遊んでいたのでした。大変申し訳ないです…。次回行くときは近くにあるお土産屋さんで買おうと思います。
すると、浮き輪がなくなった哀れな私たちを見かねた隣の家族の男の子が「僕たちもう使わないから使って!」と浮き輪を貸してくれたのです。
昨日ヨーコさんが「マルタの人はやさしい。相手の言葉を一生懸命に理解しようとしてくれるから」とおっしゃっていたのですが、そんな素敵な土地に集まる人達もまた優しい人達ばかりだな、と思いました。
あそばせていただいたのちにお返しするとその家族のお父さんが「いつでも遠慮しないでもってっていいからな~!」と言ってくれました。なんてやさしい家族なのでしょう。
プールをぐるっと一回りして、海を眺めながら夫と相談し、去り際にその家族へお礼を言うことにしました。翻訳機で「本当にありがとう!私たちは日本から来ました。あなたたちに出会えて本当に良かったです!」と伝え、握手をして別れました。
部屋に帰ってシャワーを浴び、最後の荷物チェックののち、チェックアウトをしました。1時間余っていたので、夫はホテルのジェラートを食べました。2~3ユーロだったかと思います。チョコレート味を選び、さらにマーブルチョコのようなものをトッピングして味わっていました。それでも時間が余っていたので、近くの日本人旅客センターのようなところへ航空券についての確認へ行くと、偶然ヨーコさんがいらっしゃいました。最後の挨拶ができて本当に良かったです。
ドライバーが迎えに来たので、ヒルトンに別れを告げ、空港に向けて出発しました。
ドライバーさんは女性でした。お仲間さんからたくさん電話がきて対応していて、なかなかワイルドな運転でした。降りて、チップ(プランに入っていたもので、到着時に「帰りのタクシーで渡すように」といわれていたもの)を渡すと、「あなたたち、優しいのね!気を付けて帰って!」と笑顔で見送ってくれました。
【マルタ空港】
あまりお店もなかったことやチェックインのところがとんでもなく混んでいたこともあって、何も見ずにチェックインの列に並びました。30~40分ほどでようやく受付ができました…。急いで荷物検査へ行くと、直前で夫が「銀のブレスレットはずして~!」と…(なぜ荷物検査があるのにブレスレットをしているのでしょうか????????)
しかしマルサシュロックで買ったこのブレスレットは付け外しがややこしく、なかなか取れません。
「荷物持っててあげるから自分で急いで外しなさい!」
と荷物を受け取った瞬間。どこに入れておいたのか、夫のスマホが荷物からツルっと滑り落ち、画面がバリバリに割れてしまいました…。ちなみに海外保険にはいっていれば「携行品」の保証として後から少しだけ看破してもらえます。補償額は「価値額」?というものによるので全額いただけるわけではないようなのですが、ある程度いただけるということだけでも安心です。
しかしその時私たちはそんなことに気付きもせず、私は責任を感じて、夫はショックを受けて、ひたすら落ち込み荷物検査を通りました。
その先には免税土産パラダイスが広がっていました!お菓子やオリーブオイル、はちみつ、ジャムなど、お土産にうってつけのものがずらりとありました。
↓お土産シリーズ!(空港や町中のお店、ショッピングモールでかいました。)
↑このチョコ、40個入って1000円!配りやすくてよかったです!
クレジットカードが使えるか分からないので、余った現金を使い切るつもりで計算しながら購入しました。二人の記念として、コインチョコを持っているテディベアを入手したのですが、帰って来てからそのチョコレートはいつの間にかすべて夫に食べられてしまいました…。マルタのチョコレートはどんな味だったのでしょう!?
その後が大変でした。出国審査のために列に並ぶと、全く列が動かないのです。時間は刻一刻と迫りますが、出発の20分前になってようやくあと半分という状況です。周りに同じ便に乗るであろう日本人の方がいるので半ば大丈夫だろうという心持ではありましたが、もう乗れないのではないかと言う不安でいっぱいでした。出国審査をする審査員の方も死んだ目をして作業をしていました。
あと5分というところでなんとか出国審査を完了し、バスに乗り込んで、飛行機へ向かいました。それからおよそ15分後に無事成田空港に向けて出発しました。
これもまた肝を冷やした経験の一つとなりました。
〇8月17日(6日目)
【主な行程】
1:00 ドバイ着
2:40ドバイ発(EK318)
17:35 成田空港着
18:30 中央タクシー成田空港発
24:30 自宅着
【ドバイ空港~成田空港】
行きと違い、ドバイ空港での乗り換えは1時間半ほどしか時間がないにもかかわらず、電車で移動しなければならない距離に搭乗口がありました。しかし乗務員が成田空港行きの客を先導し、搭乗口へ連れて行ってくれたので、安心して乗り換えられました。
それにしても空港内を移動するための電車があるなんて、すごいですよね。電車もエレベーターも近代的で、大きな荷物があっても苦しくないように広い造りになっていました。
再び9時間半飛行機に乗って、成田空港にたどり着きました。その間、オーストラリア人の男性(60歳くらい?定年後でいろんな国に旅行へ行っているらしいです)や、隣に座っていたフランス人の女性(職場の研修で刊行するそうです。私より1,2歳若いようです。)とお話したりしていました。英語はかたことでしたが、コミュニケーションをとる事はとても楽しい!と思いました。また、オーストラリアの方の発音が大変聴きやすく、マルタの方々の英語はイタリアなまりだったのだなぁ~と改めて実感しました。ちなみにさよならの挨拶も「バイ!チャオ!」で、イタリア語が混ざっています。帰路にある身にはそんなところもいとおしく、また行きたいと思うのでした。
台湾の時と違って税関の紙が配られなかったのでその場で書かなければならなかったこと、なかなか荷物がこなかったこと等があり、少し遅れて中央タクシーに乗り込みます。
自宅まで送っていただき、帰宅したのは0時半ごろでした。
時差ぼけで眠くないこととお米が恋しかったことで、夫に「お米を炊いて!」とお願いされ、久しぶりのお米を堪能したのでした。
やっぱり、日本の食は美味しい!
海外の良さとともに、母国日本を魅力も感じることができたハネムーンとなりました。
【まとめ】
①優しい人たちと出会い、国の壁を越えてコミュニケーションをとる事の楽しさを実感できた!
②日本では見られない美しい景色や文化を見、トラブルも含めて日本ではできない体験をすることができた!
③のんびりとしたマルタ時間やゆるやかなマルタ人に絆されて、ゆっくり、息を抜いて生きていきたいと思った!
【次に海外旅行へ行くまでの自分たちへの宿題】
①クレジットカードのPIN番号と契約情報(海外で使える設定になっているか)を確認する!
②英会話を勉強して現地の方とコミュニケーションととれるようになる!
③お土産は事前に誰に、どんなものを買っていくかおおよその予定をたてておく。